ソフトイーサ・マスター

国とかIPAがやっている資格試験は、国民のスキルを引き上げることを第一目的としているのだが、他のベンダー系資格は本来はそのベンダーがたくさん儲けるためにやっているに過ぎない。ベンダーが資格試験をやることでまず受験料などが儲かるがそれは大した金額では無く、大きな目的は、資格制度を作ることでそこの製品を取り扱う人がどんどん増えるので製品の市場シェアが広まって儲けることができるというところにある。
だからベンダー系の資格を取ろうとする人は、目先だけ見れば自分のスキルが上がり給与査定が上がるので嬉しいと思っているだけなのだが、長期的に見ればその特定のベンダーが儲けることに加担しているということになる。これこそがまさにわざわざ面倒な資格を作りだすベンダーの狙うところであり、資格をがんばって取る人は自分のために働いているように見えて、実はベンダーの為に働くことになる(下僕になる)のである。


なんと美味い商法だろうか。


そこで、我らがソフトイーサ株式会社も資格試験をやろうではないか(という話は1年以上前からあったのだが、実現に至っていない)。
名称は、ソフトイーサ・マスター』
試験形式は、顧客の要求に応じたネットワークを SoftEther VPN を活用していかに高品質かつ低コストで構成するかを、記述式で解答する。
受験料は、なんと無料
合格すると、以下のものがもらえるとする。

  1. 認定証
  2. ACバッヂ
  3. SoftEther 公式ガイドブックへの役員全員のサイン
  4. SoftEther 1.0 のソースコード(!)

1〜3 はともかく、4 があれば欲しいと思う人がたくさん出るような気がする。

問題は、受験方法である。
インターネット越しに試験をするのは簡単だが、全員一斉に試験を始め、かつ全員別々の問題を出さなければ、カンニング される可能性がある。
仮に全員に別々の問題をランダムに出しても、替え玉受験 をされる危険性もある。


そこで、ビジネスショウTOKYO(IPAX)や NETWORLD + INTEROP の会場などで試験をすると良いのではという話になった。しかし広いスペースを取るのは不可能なので、ソフトイーサ社のブースの前に一列に並んでもらって1人ずつやるというのはどうかという案があるが、それだと周囲のブースに迷惑をかけるかも知れないが、とにかく人がたくさん並んでいるので人目に付き良い集客効果を得られるのではなかろうか。


※追記:ソースコードは冗談だと思ってください。今すぐ配ると怒られます。