新オフィスへ機能を分散

これまで、ソフトイーサ社は大学内の某研究室や学情センターと共同で研究や実験をさせてもらいながら、仕事をしてきたのだが、この1年間の間に活動拠点の数がだんだん増えてきた。
最初は自宅で SoftEther の開発をしていたのが、WORD 部屋、某研究室、学情センターなどに分散拠点 (?) を持つようになって勢力を拡大 (?) してきた。
そして、今回、筑波大学の超新築の研究施設である「産学リエゾン共同研究センター」内に研究開発のためのオフィスを3年間お借りすることができた。実はこの制度はベンチャーを起こそうとしていたり起こしたりしている筑波大学関係の人がリエゾンセンターの部屋を利用して、たとえば基礎技術の商品化などという目標を掲げて活動することができるものである。ほとんどは偉い教授とかのプロジェクトが採択されているが、例外としてNFS社とソフトイーサ社は学生が企業した筑波大学ベンチャーとしてリエゾンに入居させてもらっている。もちろん無料ではなく、電気代・水道代・場所代などの経費は払う必要がある。だが大学の電気は電力会社から大量に買っているので大幅な割引があるらしく、一般家庭と比べると安価なようである。水道も同様。


リエゾンセンターは、下記の写真のような場所である。詳細は、 http://www.ilc.tsukuba.ac.jp/


夏休みになってから現在まで、この部屋への機材の引越しや整備などをしていた訳であるが、実際には夏休みに入ってからすぐに連日のように集中講義があったのでなかなか作業ははかどらなかった。それでも、ようやく拠点設立作業は終了した。


写真を撮ってみたので、載せることにした。ただしこれは夜に携帯電話で撮影したものなので画質がかなり悪いが、実際にはこのように薄暗い場所ではなく、大変綺麗なところである。

リエゾンセンターのエレベータで3階に上がると、ソフトイーサ社がある。

一応、入り口に看板のようなものを設置してみた。

ソフトイーサ社の部屋に入ったところ。

実験用マシン。ソフトイーサ社は各種プラットフォームに対応した通信ソフトウェアを開発するが、実際の動作検証は VMware などでは不十分であった。そこで業務端末に別のパーティションを区切ってそこに検証用のシステムを入れて実験するなどしていたが、その間は業務用端末が使えないので、社員が仕方なくノートパソコンで仕事をしたりしていて非効率的であった。そこで、今回から実験用端末としていつでも実験に使えるものを数台確保して設置することにしたのである。

実験用ネットワーク機器。

部屋の中にある、『別次元』に接続されている謎のドア。『危険・近づくな。』という警告シールが張ってあり、大変緊張する。