プリウスのハイブリッドエラー再び発生、ただし今度は新しい車で

2005 年 5 月 1 日の日記 トヨタはユーザーをハイブリッドシステムの実験台にしているのか? で、第一世代プリウスを中古で購入した直後に発生したハイブリッドシステムエラー (画面にエラーメッセージが出てきて、全く走行できなくなる) について書いた。


それから 5 年経って、新しいプリウス (2009 年度モデルのもの、DAA-ZVW30-AHXGB(L)) を中古で購入した。中古といっても前の新車でこれを買った人はほとんど乗っていなかったようで、少し外観をこすって傷がついたのが気に入らずに、それを修理した後、中古で手放した車らしい。


それで、購入した中古車販売店 (千葉) からつくばまで高速でちょうど 100km くらいで走っていると、この新しいプリウスにも、以下のようなエラーが出た。


どうやら自分はプリウスを購入した後にこの手のエラーを出す才能があるらしい。



高速道路で突然強制停車させられて、全く走行できなくなったので、仕方なく、左側に車を寄せたところ。



このような「マスターウォーニングライト」という、びっくりするような三角形のマークが表示される。第一世代プリウスと同じような感じ。





これらのエラーが表示されて全く車が動かなくなる。
これらの 3 種類のエラーは順番に表示される。「過熱」と書いてあるが、冷却ファンは回っているし、それほど過熱していない。だから、これは本当の原因は過熱 (オーバーヒート) ではなく、何か別の問題が発生しているのを間違ってこのエラーを表示させているのではないかと推測した。


車の電源スイッチ (?) を押して電源を切ってしばらくして再起動してもダメだった。
高速道路の路側帯に停めているので、左を 100km/h くらいの車がびゅんびゅん通過してとてもスリル満点である。


仕方が無いので、普段お世話になっているトヨタのディーラーの方に電話して相談していると、15 分くらい経過すると、このエラーが自然に消えたので、また走り出した。


そうしてしばらく 100km/h で走っていると、また同じエラーになったので、仕方なく停車して、また 15 分くらい待つ。その後、エラーが消えたので、今度は 100km/h も出さずに、他の車に少し迷惑かも知れないけれど、75km/h で一定速度で高速を走って、つくばに帰ってきた。


トヨタのお店に持ち込んで、メンテナンス端末のようなもの (50 万円くらいするらしい) を車の端子に接続してログを調べてもらったところ、ハイブリッドの電池が、長い時間、車を動かさずに放置してあったので、少し弱っているのが原因ではないかということになった。


それで、しばらく走ってみれば、弱っている電池が再充電されるので、それを試してみて、それでもまたこのエラーが頻繁に出るようであれば、茨城県に 1 台しかない (なんじゃそりゃ) バッテリー手動チャージ装置を用いて充電してあげるからまた来てくださいという話になった。


仕方ないので、今度、飢え死にしないように食糧と水を積んで、高速道路を長距離 100km/h で走って様子を見ることにする。しかしこれは、またエラーが出たら、停車して、15 分待って、再度走行するというのの繰り返しになるのではないだろうか。高速道路で故障のため停車することは (しかも、また停車してしまう可能性が若干あることが予想できるときに高速道路へ行くのは)、少し勇気がいることだ。あと、高速道路で停車するときは、三角表示板を置く決まりになっているらしい。