感電に関する調査結果
そもそも、『ACの法則は感電にある』という仮説は、情報学類生の間での会話で特に理由も無く「感電したことがある」といった体験の話になったことに始まる。そこに集まっていたACは、全員が「感電したことがある」と言った。また、その後来た、ACっぽくない一般人の情報学類性は、「感電したことはない」と言った。
そこで、「ひょっとして、感電すると頭がおかしくなってACになれるのではないか?」というひらめきが全員に浮かび、その後統計調査をしてみればよいという話になった。
普通の人はわざわざこのようなくだらない説を検証するために統計調査などするのは面倒であり馬鹿らしいのでやらないかも知れないが、私はもちろん『AC』であるので、実際にアンケート形式で統計調査を行った。
調査は、口頭または電子メールで行った。対象は、小学校〜高校時代の知人、大学生等、および大学の教授など。1日間しかかけていないので、30人弱にしか送っていないが、そのようなくだらない調査に協力してくださった方々に御礼申し上げる。
調査メールを送ったのは、すべて私が何度も会ったことのある方々である。もちろん、各人が『ACな人』であるか『一般人』であるかは、ほぼ確実に把握しているつもりである。
まず、結果は以下の通りとなった。
現在の職業など | AC度 | 詳細 | 感電の経験 | 感電の詳細 (あれば) |
筑波大学助教授 | AC | OS・分散システムの専門家 | 感電あり | 漏電している電柱を触って遊んだ |
筑波大学助教授 | AC | OS・分散システムの専門家 (AC入試面接官) | 感電あり | 壊れたテレビを触った |
筑波大学助教授 | AC | データベース/業務処理系 | 感電あり | |
筑波大学教授 | AC | アドミッションセンター | 感電あり | |
筑波大学教授 | AC | 情報系学類の学類長 (AC入試面接官) | 感電なし | 「記憶に無い」 |
電気通信大学教授 | AC | これはもうACに決まっている | 感電あり | 電池用のベルをAC100Vにつないだ |
筑波大学工学システム学類3年 (SE社役員) | AC | 遺伝的アルゴリズム (AC入試合格) | 感電あり | 直流 |
筑波大学情報学類3年 (SE社監査役) | AC | 言語系AC (AC入試合格) | 感電あり | |
筑波大学工学システム学類1年 | AC | 電子工作系AC (AC入試合格) | 感電あり | コンセントに誤って触れた |
東京大学文学部1年生 | AC | 中学3年の頃からACであった | 感電あり | |
慶応大学法学部2年生 | AC | 8年前から友人だがACに違いない | 感電あり | |
京都大学理学部2年生 | AC | 小学校の頃からACだった | 感電あり | 水槽ポンプのコンセントに触れた |
筑波大学リエゾン研究センターの人 | AC | ACに違いない | 感電あり | コンセントに誤って触れた |
某大学1年生 | AC | 中3くらいからACだった | 感電あり | 蚊取り器のコンセントに触れた |
コンピュータサービス業 (社会人) | AC | ACの疑い濃厚 | 感電あり | |
筑波大学工学システム学類4年 | AC | 工学系AC (AC入試合格) | 感電あり | |
私立高校教員 | AC | 漢文系AC (偉大) | 感電あり | 電球ソケットに誤って触れた |
京都大学学生 | AC | オタクという噂有り | 感電なし | 1回も無い |
浪人生 | AC | イタイイタイ | 感電あり | 1回だけある |
某大学の1年生 | 一般人 | 自ら電波であることを認めているがACではない | 感電なし | 1回も無い |
近畿地方の大学1年生 | 一般人 | 普通の人 | 感電なし | 1回も無い |
大阪府立大学1年生 | 一般人 | かなり普通の人 | 感電なし | 1回も無い |
大学生(どこかはよく知らない) | 一般人 | 極めて普通の人(だと思う) | 感電なし | 1回も無い |
京都大学1年生 | 一般人 | かなり普通の人 | 感電なし | 1回も無い |
神戸大学2年生 | 一般人 | 極めて無気力だが普通の人 | 感電なし | 1回も無い |
京都大学2年生 | 一般人 | 数学が極めてできるがACっぽくは無い | 感電なし | 1回も無い |
大阪大学1年生 | 一般人 | 普通だと思う | 感電あり | 風呂で漏電 |
筑波大学情報学類2年 | 一般人 | かなり普通の人 | 感電なし | 1回も無い |
設問は、小学校や中学校の頃に誤ってまたは故意に感電したことがあるかどうか、というものである。
結果として、『ACな人』の 18人中 16人は、『感電したことがある』と答えた。また、『一般人』の 9人中 8人は、『感電したことがない』と答えた。この結果によって、感電した経験と、大人になって『ACな人』になった割合は、明らかに相関性があるのではないかということになった。