各社員に VPN サーバーを立ち上げる程度のリテラシを身につけさせる

「社員に勝手に VPN サーバーを立ち上げさせない」よりも「各社員に VPN サーバーを立ち上げる程度のリテラシやセキュリティ意識を身につけさせる」戦略をとるほうが長い目で見た場合は、コストも低くなり、管理の手間も減り、社員の能力や業務効率が高まります。
PacketiX VPN 4.0 は、そのような目的に最適の VPN ソフトウェアだと思います。現在はベータ版が無償でダウンロード可能です。また、間もなく PacketiX VPN 4.0 の製品版が出る頃には、PacketiX VPN 4.0 をオープンソース化した「SoftEther VPN」という無償バージョンが出る予定です。SoftEther VPNオープンソース (GPL) となる予定ですので、永久に使用できますし、利用者の側で挙動を好きなように改良することもできます。PacketiX VPN 4.0 や SoftEther VPN 4.0 は、システム管理者が全社システムとして導入する場合でも、社内の各社員が自分のパソコンに 1 個ずつ導入する場合でも、どちらの場合も便利に利用できます。システム管理者が全社で導入する場合は、効率が良く間違いが少ないですが、どうしても細かい点で融通が利きにくくなります。各社員が自分のために 1 個ずつ VPN サーバーを設置する方法であれば、最初は少し大変かも知れませんが、長期的に見ると各社員のネットワークや VPN に関する知識が向上し、それぞれの社員ごとに最適な環境が作られることになります。そのような会社は、社員がそれぞれ積極的に物事を考え問題解決を行うことができる会社となり、そうでない会社と比べて全体の業績がアップすることでしょう。PacketiX VPN 4.0 やオープンソースSoftEther VPN が普及し、そのような良い会社が増えれば良いと思います。