筑波大学の大変親切な見学対応

普通は今すぐ見学したいから対応してくれというメールが変な高校生と名乗る人から届いたとしても、忙しい大学の人はまともに対応などしてくれないだろう。


しかしここは天下の筑波大学、やはりおかしい大学である。すぐにメールでアドミッションセンターの先生から返事が来て、筑波大学は大変素晴らしいところであるのでぜひとも見学するようにしときなさい。」 というような斬新なお誘いを受け、その次の週に大阪から東京に飛び、そこから高速バスで筑波まで来て、偉大なる筑波大学の設備を色々と見学させてもらったのである。


そこで見学させてもらった(なんと親切なことに、今は入試課は暇な時期だからとかいうことで、朝から夕方まで案内してもらった)施設は、


① 学術情報メディアセンターの1階のサーバールームとスーパーコンピュータ部屋、② 計算科学センターの1階のスーパーコンピューター部屋、③ 第三学群情報学類付近の建物、④ HLLA 研究室の実験室 (!)、⑤ 電子・情報工学系の某研究室、⑥ open-esys の部屋と工シスの計算機室


などという大変ACな所ばかりであった。
当然ACな自分としては、上記のような変なところばかり見学させていただいてとても感動していたので、よし絶対に筑波大学に行こう、とその時点で決意したのであるが、
せっかくなので、その入試課の先生に『筑波研究学園都市のなぞ』Web サイトに書いてあったことを詳しく説明し、これらのことはどの程度本当であるのかというのを真剣に尋ねた のは当然のことである。


すると、その先生も大変ACらしく、色々と嬉しそうに面白いことを語ってくださり、なぜかついに 「じゃあ、その秘密の第二学群C棟のエレベーターを見に行こうか」 などということになってしまい、もう午後5時くらいで周囲は真っ暗になっていたにもかかわらずわざわざそのエレベータを探すために第二学群まで行ったのである。


すると!


なんと、謎のボタンが1つも無い、地下道への緊急脱出用という噂のエレベータは、例の Web サイトの記述通り、筑波大学に存在した!


ただ、あとから聞いた話によると、どうもこのエレベータは地下道への緊急脱出用などではなく、数年前に大変悲惨な事件があったため (ここでは書かない)、エレベータホールごと封鎖したということであるので、地下道への脱出用 という仮設は覆された!!