廃液おじさん登場!!

売店の店長が来るまで、車の中で待つことにする。歩道に止まっているのだが、目の前に民家があって、農業を営んでいるようなおじさんがドラム缶を抱えて倉庫から出てくる。そのドラム缶、外側の塗装が赤茶色で、まるで Half-Life 2 などの FPS 系ゲームに出てくる、銃で 2、3 発撃つと爆発するようなドラム缶 みたいである。
おじさんがドラム缶を抱えて、歩道をこっちに向かって歩いて来る。歩道にハザード焚いて止まっているプリウスのほうを不審そうにちらっと見るが、どうでも良いといった感じで、ドラム缶を歩道横の草むらに置き、ドラム缶上部の栓を外して中の液体を草むらと歩道との境界線に撒き始める。
そのドラム缶から出てくる液体が、緑と黒の中間のような色でものすごく有毒っぽかったので、車の中で我々は「廃液を公道に流して良いのかね?」などと言っていたのだが、当然廃液おじさんに聞こえる筈も無く、廃液おじさんはどこかに姿を消した。
我々は見てはいけないものを見てしまったのだろうか?