ストーリー (最初の 20 分くらい)

以下の画像は解説のため映画中から引用したものです。


オープニングに「0100010」などというバイナリ表現を意図した (?) 文字列の羅列が出てきて B 級映画感満点です。


ウクライナにある原子力発電所です。オートコム社のソフトウェアで稼動しています。どう見ても CG です。


原子力発電所の従業員のメールボックスに「MP3」というファイル名の実行可能ファイルが届いたので、従業員がそれを再生して音楽を楽しんでいます。


実は「MP3」というソフトはトロイの木馬になっており、誰かがシステムに侵入して、原子力発電所のシステムを操作してしまいます。


その結果原子炉が爆発してしまいました。


原子力発電所が大爆発します。作業員がたくさん外に向かって逃げていきます。しかし誰が見ても明らかに実写ではなく CG です。(ここは従業員も全部 CG なのだが、CG といっても、3DCG ソフトを初めて使ったような人が適当に作ったアニメーションのような感じである。従業員が全員等速度で平行移動していて、すごく滑稽である。ちなみに映画の他の場所で出てくる CG の品質もこれと同程度である。こんなに素晴らしい映画が他にあるだろうか)


ここがソフトウェアベンダ「オートコム社」の本社ビルです。


オートコム社の新入社員が、社内の案内を受けています。案内担当者が、社長の横を通って、新入社員に「社長に話しかけちゃだめよ」などと注意しています。まるで展示されている動物みたいです。ちなみに、社長はすごくやばい人です。


社長室に、社長の息子が勝手に入ってきて、楽しい音楽が入った「MP3」という名前のソフトウェアを、社長 (父親) のパソコンにインストールして、社長をびっくりさせようと試みます。


しかし、息子が勝手にインストールした「MP3」ソフトにはトロイの木馬が仕組まれており、外部から社内のシステムに不正に侵入されてしまいます。その結果、本社の電灯が勝手に点滅し始め、社長や社員はとてもびっくりします。ちなみに、息子には悪気はないようです。


MP3 に入っていた謎のトロイの木馬 (以下「ウイルス」という) によって、会社のビルのエレベータが暴走します。


エレベータ管理システムが不正に侵入され、エレベータを落下させるコマンド (?) が強制的に実行されてしまいます。


エレベータには多数の社員が乗っていました。エレベータが自由落下し、内部は無重力になってしまいます。その後エレベータは一番下まで落ちて、犠牲者が出ます。


息子が自宅へ帰ると、自宅のコンピュータに何者かが侵入して、ウイルスを起動しています。


息子のコンピュータを経由して、自宅内のすべての家電製品が侵入されます。例えば、テレビの電源が突然入り、とても恐い吠え声のする熊や野犬のビデオ映像が再生されます。


その直後、突然テレビが大爆発します。同様にいろいろな家電製品が爆発・発火します。母親がびっくりして消防署に電話しようとしたところ、受話器をすると「ピー、ギャー」というモデムの通信音が流れているので通話をすることができません。


だいたいこのあたりまで (20 分くらい) 見ましたが時間がなかったのでまだ全部は見ていません。
どうやらずっとこの調子で滅茶苦茶なコンピュータ事故がたくさん起こるようです。
確か、DVD のパッケージ裏面には、世界中の原発が大爆発するとか、軍のシステムが暴走するとか書いてありました。
それなので、たぶん同じような調子で破壊が続くのでしょう。


これは普段まともな映画を観ているような方や、コンピュータに関連する仕事をされている方にとっては、気分転換 (?) にとてもよい、素晴らしい B 級映画だと思いますので、ぜひレンタルビデオ屋か Amazon 等で調達してご覧になることをお勧めします。


映画の詳細 (といってもほとんど書かれていない) は http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id240211/
Amazon の中古ストアで購入できる: http://www.amazon.co.jp/MP3/dp/B00007DXXY/ref=cm_taf_title_featured?ie=UTF8&tag=tellafriend-20