ハイブリッドシステム

そもそも納車前にトヨタ正規店での点検では異常が無かった ことになっているのに、納車後わずか1週間で、最も致命的なシステムエラーが発生するとは、信じられん。使い古された車である訳でも無く、走行距離も5万キロくらいである。
ということは、検査したトヨタ正規店が本当は真面目にチェックしなかったのか、それとも自動車のシステム自身が元々欠陥でそれが偶然最近になって出てきたのか、どちらかだろう。
つくばに戻ってから、Web サイト等でハイブリッドシステムエラーに関する情報をいくつか発見する。かなり、走行中に突然コンピュータがエラーを吐いてプリウスが正常走行不能になって恐怖の体験をしたりした人が多いようである。これは危険。
しかもこのエラーの原因は様々で、初期型モデルのコンピュータのプログラムがおかしいらしいとか、電池の残量を監視するセンサーが故障してエラーになるらしいとか、色々な原因があって非常に複雑でトヨタの販売店の人もよくわからない状態らしい。
他にも、Web で探すと、プリウスの走行中のトラブルについて色々な事例やクレームが見つかる。その頻出度は他の普通の車種と比べて圧倒的に多い。
トヨタが誇るプリウスハイブリッドシステムの信頼性も所詮この程度なのだろうか。
とりあえずハイブリッド車の出荷を20世紀中に間に合わせたかったのだと思うが、ソフトウェアで言えばベータ版の状態で出荷して、ユーザーからのクレーム(バグレポート)などでバグを改善していこうという方針でトヨタがやっているように見える。
単体のコンピュータソフトウェアであればベータテストは良い開発手法であると思うが、人の命を預かる自動車の制御系システムでそういう手法をとるのは、いかがなものかと思った。


プリウスにはよく注意しましょう。