小学生のころを回想する
- 小学校２年生のころ
- PC-8001、PC-8801mkIISRなどを使う。
- 映画「バックトゥーザフィーチャー」を初めて見る。映画の中で主人公がコンピュータに向かって目標日時を設定して車を走らせると未来にも過去にも行けるというやつである。
- 当時、BASIC で TIME$ 関数を使って、「30秒待つ」などの処理を行うものを書くくらいのプログラミング能力を身に付けていた。このサブルーチンで「30秒」をパラメータとして渡せば、30秒間コンピュータは完全に停止したように見えて、30秒後に動き出す。この動作を見る限りでは、コンピュータが30秒後の未来にタイムトラベルしたように感じられた。
- そこで、この「30秒」というパラメータを「−30秒」として指定すると、コンピュータは30秒前の過去へタイムトラベルすることになるのであると確信した。実際にやってみたところ、-30秒を渡したルーチンはすぐに制御を戻すので、NEC PC-8801 は全く何も無かったように動き続ける。これは、きっとコンピュータが 30秒前にタイムトラベルして、その結果ここにあるのだ、などと考えていた。
- 小学校３年生のころ
- 小学校４年生のころ
- 「工作クラブ」なる団体に入る。従来は、紙で船などを作って水に浮かべるなどといった工作を行うクラブらしいのだが、自分のせいで、電気工作/電子工作クラブになってしまう。小学校の机には紙製の「引き出し」が付いているが、毎日これを家に持って帰り、次の日の朝、はんだごてや電子回路の部品、配線材、モーターなどを詰めて学校に持ってくるような日々を送る。
- 毎日のように、紙製の「引き出し」に電子部品を入れて通学路を往復する。その紙製の「引き出し」に「トランス」が入っていてとても重たい日もある。また、友達にトランスをひったくられて追いかけたこともある。
- 阪神大震災が起こる。
- 小学校５年生のころ
- 「放送委員会」というものに入り、放送室に常駐する生活を小学校で送る。放送設備を勝手に分解したり解析したりして、放送設備の回路図と配線図を書き上げて放送室の入り口に貼っていたのだが、汚いなどという理由ではがされる。
- 映画「スターウォーズ」のライトセーバーのようなものが欲しいと思い、電気ファンヒーターの中にあるニクロム線のようなものが入った長いガラスの筒 (オレンジ色に光ったら蛍光灯みたいになるやつ) を取り出して頑張って片手で片端を持てるようにして AC 100V をコンセントから供給して、オレンジ色になった棒状のものを振り回してみる。映画のライトセーバーは肉が焼けるが、今回作ったライトセーバーも肉が焼けると思う。
- 大容量のトランスを調達してきて、教室のコンセントから電気をとって友達と「溶接ごっこ」を楽しむ。そのトランスの中の絶縁体が熱くなりすぎて溶けてすごい臭いがして周囲の人の気分が悪くなる。
- 映画「スターウォーズ」の「ジェダイの復讐」の最後で、パルパティーン皇帝が手から出す空中放電のようなもの (Force Lighting Bolt などと言うらしい) に興味を持つ。自分もあれくらいのものを出せれば最強になれると思う。
- そこで、大阪日本橋で「超高圧発生ユニット」というものを買ってくる。説明書に「悪用厳禁！」などと書いてあるが、どう考えてもほかにあまり使い道が見つからない。普通でも数万ボルト出るが、規定値の３倍くらいの電圧をかけてみるとものすごく長い空中放電が見られた。しかし、もちろん素手でこの空中放電している部分に手を入れるとものすごく痛い。攻撃などには使えない。
- 苦労して改造＆実験を繰り返し、ついに自分の指先から相手に向けて稲妻 (空中放電) を出して攻撃する方法を発見した (と思う)。この方法では自分はほとんど何も感じないが、相手はいくらかのダメージ (?) を受けるようである。そこでこれを持って行って小学校の教室でいろいろな人を感電させる。(具体的な方法は、残念ながらすでに忘れてしまった)
- 小学校６年生のころ
- 一応、小学校４年〜６年の間は受験勉強をしていた。その結果「高槻中学校・高等学校」という、普通に見えるが相当変な高校に進学する。
- この中学校/高校は６年間一環教育性の男子校で、どの程度変なのかというと、筑波大学のＡＣ入試で４年間連続、工学システムと情報に合格者を出す程度に変なのである。
- http://db.tak2ch.jp/pic/tbc/tbc.asp
少し変なように思われるかも知れないが、大学などへ行くとそういう人はいくらでもいる。
