筑波大学の授業で講義をします

筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻の授業 『知能機能システム特別実験』 (科目番号: 01CK909) で、2008 年 1 月 31 日の 9:15 〜 11:15 に講義をさせていただくことに決まりました。


ちなみに、題目は「大変楽しい低レイヤソフトウェア開発とベンチャー起業」 (よく考えるとかなり変なタイトル) です。教室はまだどこかよくわかりません (たぶん 3L504)。


過去にいくつかの大学で講演をしたり、授業内の 1 時間分で話をしたりしたことが何度かあります (大学 3 年のときに、東大の大学院生向けの変な授業で話したのが一番異様でした) が、これまで筑波大学では講演や講義をしたことはほとんどありませんでした。この度、筑波大学大学院の自分がいるところとは別の専攻ではありますがそこの正式な授業で話をするこができる機会を得ることができとても嬉しいと思います。

また、聞いたところによれば、筑波大学の学生であればとくに上記の授業を履修していなくても、適当に聴きに来るというのは歓迎だそうです。そのため、興味がある学類生の方は、是非上記日時に聴きに来ていただければ幸いです。



なお、この他に、現在のところ 1 月 22 日に高知工科大学システム工学科 特別講義 で「大学発ベンチャー ソフトイーサ社の起業とソフトウェア開発」 という話をさせていただく予定です。これはもう 1 週間とちょっと先です (やばい何も準備していない)。


大学などの研究機関で話する予定で決まっているのは上記の 2 点のみですが、随時 http://dnobori.cs.tsukuba.ac.jp/lecture/lecture.aspx に掲載しようと思っています。

情報処理学会全国大会で楽しい講演をします

今年の情報処理学会全国大会は、筑波大学のキャンパスで 3 日間開催されます。
2008 年 3 月 14 日 (2 日目)『特別セッション(2):ソフトウェア公開...その前に』 (詳細: http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/taikai/70kai/event.html#T2) という、ちょっと変なタイトルのイベントセッションがある予定です。

上記の URL を見ていただければわかるのですが、

【セッション概要】インターネットの普及,オープンソースの普及により,実用規模のソフトウエ アを世に出すことが容易となった.高性能のソフトウエアを世界規模に容易に配布できる現状にお いて,そのソフトウエアがもたらし得る社会的影響の大きさについても良く理解しておくことは 不可欠である.このセッションでは,ソフトウエアを安心して配布できる基礎知識を身に着け るため,ソフトウエアの配布に関して想定される問題点,リスク等について,法的な観点と,ライセンスの観点の2つの面から考察する.


司会: 田代 秀一(IPA
9:30-10:00 講演(1)「ソフトウェア公開にあたって...法的な観点から(1)」 岡村 久道(英知法律事務所)
10:00-10:30 講演(2)「ソフトウェア公開にあたって...法的な観点から(2)」 大橋 充直(ハッカー検事)
10:30-11:00 講演(3)「ソフトウェア公開にあたって...配布している立場から」 新部   裕(産総研
11:00-11:30 講演(4)「ソフトウェア公開にあたって...配布した立場から」 登 大遊(ソフトイーサ
11:30-12:00 パネル討論「楽しく配布するためには」
       司   会:田代 秀一(IPA
      パネリスト:大橋 充直(ハッカー検事),岡村 久道(英知法律事務所),新部 裕(産総研),登 大遊(ソフトイーサ


というような内容になっています。
特に「11:30-12:00 パネル討論」のタイトルが「楽しく配布するためには」 となっており、かなり AC な題目だと思います。


また、パネリストのうち 1 名に大橋 充直(ハッカー検事)というとても謎なことが書いてありますが、この方は極めて AC な方で、職業は現役の検事(検察官)をやっておられます。「ハイテク犯罪捜査入門」という結構有名な変な本も出していらっしゃるようです。


とにかくこのパネルディスカッションはかなり異様な (良い意味で変な) 内容だと思いますので、全国大会に参加される予定の方はぜひ聴講していただければと思います。