Windows NT 3.51 を仕事用 PC にインストールして仕事に使ってみる
昨日、最新の Core i7 の PC の Windows 7 を消して Windows 95 をインストールしようとしたところ起動に失敗したので、今度は代わりに Windows NT Workstation 3.51 をインストールして仕事環境を構築してみました。
Windows NT 3.51 はこのように Windows 3.1 とよく似た古くさい UI を持っていますが、完全な 32bit OS です。現在使用されている Windows 7 や Windows XP の先祖にあたります。
実は Windows NT 3.51 のリリースは Windows 95 よりも後です。
なんと Internet Explorer 5.0 や Outlook Express 5.0 も動作します。
ウインドウの外観 (外枠) は Windows 3.1 風になってしまいますが、アプリケーションの内部では Windows 95 と同一のコモンコントロールが使用可能です。
Office 97 Professional Edition のインストールも成功し、問題なく使用することができます。
Outlook 97 でメールの送受信もできます。
Visual Basic 4.0 をインストールして 32bit アプリケーションの開発ができます。
Visual C++ 4.2 をインストールして C/C++ と Win32 API または MFC を用いた開発もできます。
しかし、以下のような問題もあります。
- デスクトップがない。
- エクスプローラがない。
- ファイルマネージャは UNC パスに直接アクセスできない。
- マウスにホイールが付いていてもほとんどのアプリケーションで認識しない。
- IE が 5.0 までしか動作せず、ほとんどの Web サイトが見れない。
- もちろん VPN ソフトウェアも動作しない。
- 大抵のアプリケーションは起動しない。
- USB 機器が使用できない。
Windows NT 3.51 を数時間触って作業してから Windows 7 や XP などの OS に戻ると、天国のような感じがします。