OCN IPv6 トンネリングサービス

OCN が実施している IPv6 トンネリングサービスを使用すれば、 /64 の固定プレフィックスIPv6 アドレスが割り当てられ、IPv6 インターネットに接続することができる。


これを契約してみて、Windows Server 2008L2TP モジュールを用いてトンネリングサーバーまで常時接続状態にし、配下の LAN の PC に対しては RA と DHCPv6 のオプションフィールドで IPv6 プレフィックスと DNSv6 サーバーアドレスを流して、LAN を IPv6 化してみた。

その結果、非常にスムーズに通信でき、IPv6 サイトがちゃんと見れるようになった。
OCN のトンネリングサーバーまでの間の遅延は 4msec くらいの環境でつないで、IPv6 のホスト (例: www.kame.net) まで遅延測定すると追加で 1 〜 2msec くらいでパケットが届く。


ただし、どうやら OCN のトンネリングサーバーのあるセンター側で、ちょうど 10 Mbps でスループットを制限している ように見える。下のグラフのように、非常にきれいに 10 Mbps のところで線が引かれる。どうがんばっても 10 Mbps 以上の速度は出なかった。ちょっと残念。
(物理回線は SINET で、そこがボトルネックになっている訳ではない。)