PacketiX.NET 実験用 VPN サーバーのクラスタにノードを新たに 13 台追加

ソフトイーサ株式会社の実験用オンラインサービス「PacketiX.NET」 (http://www.packetix.net/jp/) は、PacketiX VPN 2.0 の仮想 HUB を誰でもクラスタ上に作成し、自分専用に利用することができる ASP 型の VPN サーバーホスティングサービス実験で、2006 年 10 月から、技術改良を目的に実施しています。

2008 年 4 月 23 日時点での仮想 HUB 数は 5,520 個、登録されているユーザーオブジェクト数は 11,973 個に達しており、2004 年 12 月から現在までの総通信データ量 (本システムを経由して流れた通信データの合計バイト数) は 約 791 TB (テラバイト) を超えています。平均して約 65 Mbps 程度のトラフィックがここに集まっていることになります。


この「PacketiX.NET 実験用 VPN サービス」のサーバークラスタは、http://www.packetix.net/jp/about/ にも説明されているように、筑波大学の学術情報メディアセンターという施設の中に設置されており、そこからインターネットに接続されています。
これまでクラスタのノード数 (サーバーマシンの台数) は 6 台程度 (当初は 3 台でスタート) でしたが、この度新たに DELL PowerEdge SC440 を 13 台追加し、合計 19 台のクラスタ構成になりました。この 19 台のクラスタで、本実験サービスのエンドユーザーからの VPN 通信を負荷分散して処理していることになります。平均して 1 台のサーバーに 290 個程度の仮想 HUB が動作します。


今まで結構通信量が多いユーザーが多数接続していたクラスタノードでは CPU に負荷がかかり各ユーザーの VPN 通信速度が低下するということもありましたが (またいくつかのマシンは Intel Celeron を使用しており CPU の性能があまり高くない)、ノード数を 19 台にしたところずいぶん余裕で処理ができるようになりました。


PacketiX.NET を使ったことがない方は、この機会に是非実験に参加してみてください。