国民保護訓練 写真集

11/28 (水) に国民保護訓練がつくば市つくばセンター (つくばエクスプレスつくば駅の出口の公園のところ) で実施されました。

これのインターネット中継 (http://www.tsukuba-ac.jp/kunren/) を筑波大学関係者数名のチームで実施しました。
中継は非常にうまくいき、多くの視聴クライアントがつきました (配信は筑波大学学情センターから行ったため数百 Mbps くらいのトラフィックが発生しても平気でした)。

録画した映像など (2 つのカメラで 120 分 × 2 くらいのかなりの量です) はすべて後日 Web で公開してダウンロードできるようになると思いますが、とりあえず、映像中から画像を抜き出した静止画をいくつか載せておきます。

今回の訓練は間近で見るととても迫力のあるものでしたが、その雰囲気が伝わればと思います。


ちなみに訓練の想定内容は、つくば駅国籍不明のテロリストにより化学物質が散布された。その後爆発物が発見される。」ということらしいです。「国籍不明の」とわざわざ書いてあったのですが、あまり関係ないのではないかと思います。



各写真の下に解説がついています。
ちなみに

1枚目: 市民を治安維持法で逮捕する警官
2枚目: 逮捕した市民を隔離する施設
3枚目: 街の制圧を計画する軍人
4枚目: 占領開始
8枚目: 言うことを聞かない市民を気絶させて担架で運ぶ
9枚目: 鉄道駅封鎖

ではありません。



訓練開始直後。訓練の内容は、つくばエクスプレスつくば駅の地下でサリンが散布されたというもの。ボランティアの被害者役の人が出てきて、警察官が現場の様子を聞く。ちょっと演技っぽいがけっこう真面目である。



つくば駅出口の交番の近くの広場にテントが建てられる。このテントの中に入って化学物質などを水で洗浄することができるらしい (今回は、水は出なかった。残念)。



自衛隊の人が出てきて消防の人と何か話しこんでいるところ。



つくば駅のところの道路は、消防車や自衛隊の装甲車、パトカー、機動隊の車両などがたくさん停まっていてかなり異様で殺伐とした光景になっていた。訓練だということを知らない人が見れば驚くに違いない。



自衛隊の迷彩服を着たような人が何人もつくばセンターの商業施設などがある交差点のところを往来している。まるでつくば市が軍隊に占領されたかのような雰囲気である。



交番の裏の公園のところにテントが建てられて、対策本部みたいなのが開設されている。ここでも一応訓練なので本番と同じようにまじめに台詞みたいなのをしゃべることになっているようである。かなり本格的だ。



自衛隊の車両から、毒ガスなどに対抗するための防護服や機材などを持ち出すところ。



地下 (鉄道の駅) から重傷者が運び出されて、ガスマスクをした消防の人が周りを取り囲んでいるところ。重傷者役はボランティアの人ではなく、人形らしい。



つくば駅の地下でサリンが散布されたという想定なので、自衛隊の処理班の人が何人か降りていくところ。(駅の A2 出口の地上、エレベータのあるところ。交番の横)



自衛隊の処理班の人が下に降りていった後、地上に 2 人くらい隊員が残って警備している。



ところで上の写真の隊員は Half-Life 2 という有名なゲームに出てくる敵兵「コンバイン」に極めて良く似ている。



地下から自衛隊の処理班の人が戻ってきたところに放水して化学物質を洗い落とすところ。



訓練終了後、閉会式があって、解散。