今日大学であった珍事

本日 (土曜日) に開講された、集中講義 (1 単位) を受講するために、休日なのに早起きして、午前 8 時 50 分ごろに大学に着きました。



集中講義を聞きながら、ノート PC で仕事をやろうと思って (!)、A4 サイズの重たいノート PC と光学式マウスを持って、教室に行って、授業と関係無い作業をやっていることが目立ちにくいように、教室の一番後ろの席に座りました。だいたい一番前の席とかでそういうことはやりにくいので、こういう内職をするのは一番後ろに限ります。


午前 8 時 55 分ごろになったら、講師の方 (情報学類 4 期性だそうです) が教室に入ってきました。
ところが、なんと、その時点で、自分を含めて、教室に座っている学生は 2 人だけでした。


それで、講師の人と、「意外に少ないですねー」、「土曜日の午前 9 時からだから誰も来ないんじゃないですか?」、「平井先生曰く、もうちょっと履修申請しているはずなんですが」などといった雑談をしつつ、とにかく 2 人でも学生がいるのだから、講義はやらないといけない訳なので、講義が始まりました。
(まあ、集中講義は、履修申請だけして、授業には出ないというような場合は結構あるので、そういうことがあっても不思議ではない)


ところが、講師はノート PC で PowerPoint で講義をするのですが、その教室にはプロジェクターがありません。
講師の人曰く、「平井先生がプロジェクターを持ってきてくれるはずなのに遅いなあ」などといいながら、数分待ってもプロジェクターが来ないので、
「まあ、受講者は2人だから、もうちょっと前のほうに座ってもらって、直接このノート PC の画面を見てください」 とかいって、教卓の上にノート PC を座席のほうに向かわせて置いて講義をする。これは極めて斬新だと思った。しかも、最初は一番後ろの席で内職して作業をしようと思っていたのに、このような状況では、作業などできない。


しかし、広い教室で真面目な授業をやっているにもかかわらず、聴く側が 2 人だけというのはとても奇妙でなかなか面白いと思いました。







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(約 1 時間 40 分後) まだ他に学生は誰も来ない

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講師が、「一旦、5 分間トイレ休憩にしましょう」といって、休憩になった。


しばらくしたら、講師があわてて教室に戻ってきて、曰く、


「なんと、教室が変更されていたことが判明しました!!」




大学では、授業をやる教室を急遽変更することがあり、その場合は掲示板に「教室変更」という紙が貼られるのですが、普通の学生は、ちゃんと掲示板を見るので、変更後の教室に行きます。


しかし、私は掲示板を見なかったので、古いほうの教室に座っていた訳です。
そういうように、掲示板を見るのが面倒なので、教室変更を知らずに、古いほうの教室に行って、誰もいないことに気付き、これはやばいと思って掲示板を見に行き、そこで初めて気付いて新しいほうの教室へ行くというのはよくあることだと思います。


普通はそのようなアルゴリズムでエラー訂正されるので問題はないのですが、
今日は講師の人も教室変更を知らなかった上に、古いほうの教室に行ってしまった学生が 2 人いたので、そっちで「ああ人数が少ないなあ」と言いながら講義を始めてしまったという訳です。


それで、変更後の教室として書かれている部屋に、その講師の人と歩いていくと、そこに平井先生 (その集中講義の世話人) がプロジェクターを用意して待っていて、教室には学生が 20 人くらい待っていて、その状態でそっちの教室では 1 時間 40 分もぼーっと待っていたそうです。


その後、当然最初から講義をやり直すということになって、最初の 1 時間 40 分の部分は 2 回聞けました。




普通は ↑ のような変なことは滅多に起こらないと思います。なかなか珍しいものを見ることができました。