Microsoft The Student Day 2006

Microsoft The Student Day 2006 が秋葉原ダイビルで開催された。


今年は、パネル・ディスカッション のセッションで他の4人の方々と一緒に講演をしたのだが、その講演が始まる前は、秋葉原ダイビルの3階にある「控室」で待機していた。


ところで、秋葉原ダイビルは2階がとても広いホールになっていて、そのホール部分は天井がとても高く、3階部分の大半まで貫通しているので、3階には実質的に「控室」と管理用の機械室などしか無いようである。



2階の The Student Day のメイン会場から 3 階の「控室」へ行く経路は、迷路のようになっていて、いくつかの倉庫とか変な階段とかを通っていかないとたどり着けないようになっている (防犯のためわざとそうしているのか、それともやむを得ずそうなっているのかは不明)。ここに載せると侵入を試みる AC な人が出るかも知れないので伏せるが、結構ややこしい。


それで、2階会場と3階控室との間を行き来するルートは習得したので、折角来たからにはその付近の迷路状になっているところを見て廻って楽しもうと考えた。しばらく迷路状のところを歩いていると、下記のような場所があった。



遠くから見ると、DELLサーバーラックにたくさん PowerEdge サーバーが積んであるように見えて とても興味を持ったので、長い通路を歩いて近づいてみると、なんと ただの2階ホール用の電源機材だった。


しかし、その電源装置の横に何も書かれていない真っ白なドアを発見した。ここを通ると、迷路みたいなところを通らずに直接2階の会場までショートカットできたりしないかと思って、面白そうなのでそのドアを開けて中に入ってみた。すると、ドアの先は、先が見えない曲がりくねった通路になっていた。
(まるで、マトリックス・リローテッドのアーキテクトがいるビルの中みたい)


だが大変なことに気がついた。さっき通ったばかりの白いドアはオートロックになっており、一度ドアを通ってしまうと逆戻りができないのである。



これは大変なことになった。オートロックで、通過したら戻れないのなら、普通は「立ち入り禁止」とか「オートロックです」とか書いてあると思ったのに、それが無いから気付かずに通過してしまって、元いた控室に戻ることができなくなったのである。(そのドアがオートロックかどうかは、通り過ぎてドアを閉めるまで判別不能である)


このままではここに閉じ込められて自分の講演時間 (パネル・ディスカッション) になっても戻れず、行方不明になってしまう。しかも周囲はコンクリートの壁っぽくて、携帯が圏外になるので、誰にも連絡がとれない。


そこでこの謎の通路から頑張って脱出しようとした。通路をしばらく進むと、下記のような案内図があった。



この案内図によると、「非常の場合には最寄りの階段で1階へ降りて脱出せよ」と書いてある。よく見ると近くにもう 1 つドアがあり、開けると非常階段につながっていた。他にはドアはなかった。



道に迷って戻れなくなった場所は控室がある3階のはずだから、あと2階分下に下りて1階に到達すれば、そこから外に脱出できるはずである。


そこで1階へ行くと、なんと1階の非常階段から外に続いているドアに鍵がかかっていて、非常階段側から開かないのである。
ドアの下には灯りが見えて、外に続いていることはわかるが、ドアが開かないので1階から脱出できそうにない。


仕方なく1階分上に上って、2階の出口と思われるドア (2階にもそのドアしか無い) を開けようとすると、やはり鍵がかかっている。
ドアに耳を近づけてよく外の音を聞くと、「Microsoft Student Day にお越しの方は、一列にお並びくださ〜い♪」というイベント受付の人の声が聞えた。
どうやらこのドアの先はダイビルの2階エントランス部分 (UDX ビルからの渡り廊下がつながっているところ) らしい。しかしドアは施錠されており内側からも開けることができなかったので、諦めて非常階段に戻る。


非常階段はどうやら2個あって、1個目は現在開錠されており、2階ホールと3階スタッフ控室との間の通行に使用されているが、もう1個のほうは施錠されており、そこに入ると簡単には抜け出せないようになっているということがわかった。自分はその2個目の非常階段に入ってしまって、しかもなぜか1階からでさえ外に脱出できないという状況である。


そこで、非常階段の1階のところをよく見てみると、なんと 地下に続く階段があるではないか。 なるほどここにも筑波大学と同じように地下道か地下室があるのではないかと思い、ひょっとするとそこから脱出できるのではないかと思ったので、地下1階に降りてみた。
しかし地下 1 階も同様に鍵がかかっていて、それ以上先へ進めない。


さらによく見ると、なんと地下 2 階もあるようである。そこで地下 2 階に降りてみると、そこも施錠されている。


しかし地下 2 階の施錠されているドアの付近をよく見てみると、「ここは施錠されています。正解は4階」みたいなことが書かれた (よく覚えていない) 貼紙を発見した。


そこで非常階段を地下2階から4階まで上がり、そこのドアを触ると、確かにドアには鍵がかかっていなかった。ドアから外に出ると、工事中のテナントのようなところがあって、そこを通過すると無事にエレベータホールに到着した。良かった良かった。


でも、地震とか火事で電源が切れてエレベータが止まって非常階段2でしか脱出できない場合はどうやって脱出するのだろうか?