大変! 2006年4月1日から古いゲーム機やアンプ等の中古売買が原則禁止に

電気用品安全法」(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S36/S36HO234.html) によると、2006年4月1日以降は、「PSEマーク」の付いていない電気用品・電子機器等を、新品・中古を問わず、日本国内で販売 (店頭だけでなく、オークションなども含む可能性が高い) することが禁止されるということである。


なお、どうしても売りたい場合は、"製品の安全性検査" を受けるという形式をもって、「PSEマーク」を経済産業省天下り機関から購入すれば売っても良い、という制度である。


PSEマーク」というのは、http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/ (経済産業省のページ) に書かれているように、登録検査機関 (要するに財団法人とか) で適合性検査を受けてお金を納めると付けることができるマークである。



で、PSE マークなどという制度が無かった、旧世代の電子機器類 (もちろんゲーム機も含む) のうち例外を除いては、2006年4月1日以降は日本国内で売買できなくなる、という訳である。


つまり、現在新品では販売されていないような、旧世代の素晴らしいゲーム機は、現在、多くの中古ショップやオークションサイトなどで入手できるが、4月1日以降はそれらはすっかり姿を消す、というのである。
ハードオフとかソフマップとかの中古販売店や、それらのお店をよく利用するような古い機器が好きな方々にとっては、大きな痛手である。


発売から何年も経過してしまったテレビや冷蔵庫、洗濯機などは商品価値は極端に下がる (一部は骨董品的価値が残るのかも知れないが) のと同時に、安全上の理由で原則販売禁止というのは理解できるが、古いゲーム機やオーディオ機器などの発売からある程度年月が経過してもなおその歴史的・文化的価値が高い電子機器についても同法が適用され、4月1日を境に全国の中古市場から一斉に姿を消してしまうかも知れないというのは、大きな社会的損失につながるのではないか。


このようなことについて、blog を中心とするいくつかの Web サイトで強い懸念の声が挙がっている。詳しくは下記などから。


『中古ゲームハードが今春から店舗で買えなくなる?』
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2006/01/post_474.html


『えっ? 4月からレトロゲーム機の販売が規制される!?』
http://segasaturn.exblog.jp/2530190/


電気用品安全法?』
http://retropc.net/archives/2006/01/post_67.html


電気用品安全法
http://blog.goo.ne.jp/mirai24h/e/3b09013a133ff21d686b9ee4c2d4cfeb


電気用品安全法 また変な法律が』
http://emp-melty.blog.ocn.ne.jp/hibi/2006/01/post_a4ca.html