高速道路教習

昨日、高速道路教習をやった。
まず斬新なのが、高速教習に行く直前に、
「高速道路の逆走!」
という謎のビデオを見せられた。
これがまたとても AC で面白い。
まず、高速道路の合流地点で逆側を見ると、赤地に横の白線が引いてある標識(車両進入禁止)があるのだが、この前にへんな女性の忍者(!)が出てきて、「逆走っ!!」 と叫んで、手槍のようなものを投げると、進入禁止の標識にあたって、標識が回転して、進入禁止ではなくなる。
次に、へんなおばあさんが運転している車が出てきて、おばあさんが、
「よーし、前のサービスエリアまで戻るぞっ!」 と叫んで、逆走を始める。
すると、しばらくすると向こう側から順方向に走ってきた車に乗っている人が出てきて、「なんだありゃー!」と叫んで止まろうとする。
逆走しているおばあさんの車の前にさっきの謎の女性の忍者が出てきて、「ストップ!」と言う。
おばあさんが、「あっ!しまった!気がついて良かった!!ありがとうございます」と言う。
でも、止まれずに2台の車が正面衝突して、2台とも潰れて大破する映像が写る。
その後、忍者が出てきて、「なんと、相対速度200キロ!」 などと嬉しそうに叫ぶ。


この変な「高速道路の逆走!」というビデオは、かなり謎だらけのACなビデオであった。たぶん、お年寄りの講習のために作ってあるのだろうが、これを高速教習の前に見せるというのはとても斬新だと思った。
第一に、忍者の意味がよくわからない。しかもかなり忍者の部分が凝った作りになっていて、無駄なところに金をかけている。
第二に、おばあさんがありがとうございますと言うにも関わらず結局衝突してしまう。忍者が警告した意味が無い。
第三に、その後におじいさんが出てきて、同じように逆走するのだが、おじいさんのほうはなんとか路側帯に車を止めて無事である。おばあさんとおじいさんの違いは何なのだろう。
第四に、始終へんな解説の音声が入っているのだが、そのナレーションの声が極めて嬉しそうだった。


ちなみに、忍者によると、高速道路では年間800件も逆走事件が発生しているらしい。