ストーリー

上記サイトから一部引用しています。
> コンピュータが高層ビル全部を管理しとるインターコープ社に、元ポップス作曲家のトニー(レイザー)が就職する。
おお、すごいすごい。この映画が出た時期からしばらくすると、本当にビルオートメーションとか言ってコンピュータ管理のビルがたくさん出てきたものである。さすが時代を先読みしたAC映画。
ハイテクビル内は、どこに行くにも身分証明のIDカードが必要で、それにより社員一人ずつの行動をコンピュータのキャス(C−A−S)が監視しとった。そんな大事なIDカードを、社員は皆大切に取り扱っとったが、重要性の認識が無いトニーは、IDカードをぞんざいに扱い、傷つけてしまう。更に、トニーは会社の規則を覚えずに出社しとるんで、彼の行動は規則違反だらけになり、キャスはトニーを要注意人物としてマークする。
大変斬新なストーリー。このCASっていう監視用コンピュータシステムには、どうやらAIが組み込まれているようだ。恐らく2001年宇宙の旅のHALか何かを見て思いついたのだろう。
入社早々、社長に残業を命じられ、一人会社に残ったトニーは、傷ついたIDカードが読み取りエラーになり、ドアも開けられん事になり、ドアを壊す。
素晴らしい。IDカードがエラーになり、ドアを壊すらしい。もうちょっと穏便な解決策を見つけられなかったのだろうか。
ビルのガードマンにIDカードがおかしいと文句を言うと、ガードマンはトニーのIDカードでエレベータを呼び、正常にエレベーターが来たんで、異常無しと言い、トニーをフロアに残し、ガードマンは呼んだエレベーターに乗る。キャスはエレベーター内の人間をトニーと誤認し、エレベーターのドアで挟んで殺す。
最高なストーリーである。コンピュータがエレベーターのドアで挟んで殺すビルって恐いなあ。
トニーは社長に呼ばれ、社長室のサウナ温度を自分のIDカードで設定する。キャスはサウナ室の人間をトニーと誤認し、社長を加熱して殺してしまう。
極めて斬新なストーリー。社長に呼ばれて「おいこら、サウナの温度を設定しろ」と言われるのだろうか。社長がいきなり加熱されて殺されるというところもまたB級っぽくて最高。
っていうか、そんな会社の社長になりたくないなあ。ソフトイーサ社?


というわけで、届くのが楽しみである。