住民民基本台帳カード用のクライアントソフトを導入すると Path 環境変数が消える

面白いソフトを見つけました。


住民民基本台帳カードで、都道府県知事が発行する公的個人認証サービス用の電子証明書を市役所で書き込んでもらうと、一緒にカードにアクセスするためのドライバ等が入った CD-ROM がもらえる。


このソフトは、総務省の指定期間である、財団法人 自治体衛星通信機構 が作成して配布しているものである。


これをインストールすると、住基カードに入っている証明書を見たり、文書に署名したりできて、大変便利である。


ただし、このソフト、Windows環境変数 Path を消去して、"C:\Program Files\JPKI" という文字列を上書きする。

それによって、色々なアプリケーションが動作しなくなったり、Windowsコマンドプロンプト等で多くのコマンドをフルパスで指定しなければ動作しなくなるので、大変危険。




インストーラで Path 環境変数を操作するのは良いが、<元の Path>;<追加する Path> のようにセミコロンで区切って新しく追加する Path を結合するのが良いと思う。
この住民民基本台帳カード用のクライアントソフトのインストーラの仕様は、あまりにも斬新。



さすが電子政府


しかも苦情を出そうと思ったら、ソフトに関する問い合わせ先メールアドレスが無いっぽい。電話でもかけたろかな。

※ 日記のタイトルがなぜか打ち間違えて「ソフトを配布すると」になっていたので、「導入すると」に直しました。 (9月1日)