2010-08-28から1日間の記事一覧

日本国政府は納税者サービスにおいて外国政府との競争に勝たなければならない

上記の理論と類似するものとして、以下のように考えることもできる。 たとえば、政府の言うことを盲目的に強制される納税者に対しては、政府は、当該政府がこれから行おうとする強制的な指示 (たとえば税金をいくら徴収する、といった、納税者に対して何らか…

単純労働者であっても絶対に自分の頭で考えなければならないことが 1 つだけある

自分の頭を合理的に使うことが嫌な人でも、現代社会においては、上記の例のように、誰か他の賢い人 (経営者) に合理的に考えてもらって、その考えを、自分では判断せずに、単に盲目的に従って行動するというだけで、賃金報酬を得ることができるのである。 し…

例外: 自分の頭で合理的に考えなくても良い場合

人間は選択をするときに自分の頭で合理的に考えなければならず、それによって得た利得または損失は、すべて、その考えをして決定をした人が得ることになる。 これは、つまり、人間は、自分の頭で合理的に考えとしてもそうでなかったとしても、自分が何らかの…

全納税者に政府が公共投資を強制することの非合理性

政府が主体となる公共投資で、かつ、税金を財源とするものは、いってみれば、以下のような状況に似ている。 たとえば、山道で道が左と右に分かれているとする。ここに 3 人の登山者がいる。3 人の食糧は尽きかけている。立ち止まるか引き返すと食糧はなくな…

私的投資事業の安全性と政府による公共投資事業の危険性

上記の交易船の事業のような仮定の話は、現代においては、(1) 金融商品市場とか、(2) ベンチャー投資とか、また、(3) 政府の公共投資といった話にも当てはまる。 (1) と (2) はどちらも、合理的な判断で、出資者個人個人が、それに投資するか投資しないかを…

不確実な事柄は、賛成者が多いという事実だけでそれが正しいと考えてはならない

上記は、少数意見のほうが一般に正しく、多数意見のほうが間違っているというようなことを主張している訳ではない。 多くの人が唱えている主張は、大抵の場合、正しいと思われる。たとえば、多数の人に、リンゴは栄養があるか、キョウチクトウは有毒であるか…

人間が生存するためには、自分の頭で合理的に考えなければならない

人間は、生存したいと思うのであれば、そのための具体的な方法を、何も考えないわけにはいかず、いい加減で非合理的な考えによるものではなく、かといって人に考えてもらうのではなく、自分の頭で合理的に考えて、判断・選択し、それによって行動しなければ…